なぜ整体師になったのか|小松市 けん幸整体院こまつ 院長の原点

私がこの仕事を志すきっかけとなったのは、小学生の頃の体験でした。
当時、首や腰などの不調に悩んでいた私は、父に連れられて近所の整体院へ通いました。驚いたことに、1〜2回ほど施術を受けると、体がとても楽になったのです。
子どもながらに、
「こんな仕事があるんだ」
と強く感動したことを、今でも鮮明に覚えています。
しかし、そのまま施術の道へ進んだわけではありません。
大学時代に調理のアルバイトを始め、卒業後はその会社に就職し、調理師として働いていました。
転機が訪れたのは30代前半です。
仕事を辞めて地元・石川県へ戻り、「これから何をしようか」と考えていたとき、ふと思い出したのが、子どもの頃のあの体験でした。
「体の不調で悩んでいる方の力になれる仕事がしたい。」
その想いが、私の新しい人生のスタートとなりました。
そこから柔道整復師の国家資格を取得し、接骨院で約3年間修業した後、地元で自分の接骨院を開院しました。
しかし、多くの患者様と向き合う中で、一つの壁にぶつかります。
来院される方の中には、長年続く慢性的な痛みや不調に悩んでいる方も多く、それまで学んできた施術だけでは、十分に力になれないケースがあることを痛感したのです。
「もっと力になれる方法はないだろうか。」
その想いから、さまざまな施術法を学び続ける中で出会ったのが、東京・お茶の水のカイロプラクティック院長・上原先生に師事して学んだDRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)でした。
背骨をやさしく揺らして体を整えていく――。
それまで私が学んできた施術とはまったく異なる考え方と、そのやさしい施術方法に大きな衝撃を受けました。
「これなら、もっと多くの方の力になれるかもしれない。」
そう感じ、学びと経験を重ねながら、現在ではDRTを施術の大きな軸として、一人ひとりのお身体の状態に合わせた施術を行っています。
振り返ってみると、すべての始まりは、子どもの頃に感じた
「こんな仕事があるんだ。」
という驚きと感動でした。
その後、調理師として働き、遠回りもしましたが、あのときの体験が今の私につながっています。
これからも初心を忘れず、目の前の一人ひとりと真剣に向き合い、その方にとって何が一番良いのかを考えながら、より良い施術を追求していきたいと思っています。
あの日、私が整体の先生に助けてもらったように。
今度は私が、体の不調で悩んでいる方の力になりたい。
その想いを胸に、これからも一人ひとりの身体と真剣に向き合っていきます。




