その時は楽なのに、なぜまた戻る?

「整体を受けた後は楽になるんです。でも、しばらくするとまたつらくなって……」
初めて来院される方から、このようなお話を伺うことがあります。
マッサージや整体を受けると、その時は身体が軽くなる。
でも、数日するとまた腰が痛くなったり、肩がつらくなったりする。
そんな経験があると、
「どうして、また戻ってしまうんだろう?」
と思いますよね。
私は、この「戻る」という身体の変化にも、目を向けることが大切だと考えています。
「楽になった」ことは大切な変化です
施術後に、
「腰が楽になった」
「身体が軽くなった」
「動きやすくなった」
と感じられることがあります。
これは大切な変化のひとつです。
ただし、
「その場で楽になったこと」と「その状態が安定して続くこと」は、同じではありません。
施術を受けた後も、私たちは普段の生活に戻ります。
長時間のデスクワークをする。
車を長く運転する。
立ち仕事を続ける。
重いものを持つ。
家事や育児をする。
いつもと同じ姿勢や身体の使い方を繰り返す。
こうした日常生活の中で、身体にはさまざまな負担がかかります。
だからこそ、施術直後だけではなく、日常生活に戻った後に身体がどう変化したのかを見ることも大切です。
痛いところだけを見ていませんか?
例えば腰が痛いと、
「腰が悪いから、腰を揉んでもらおう」
と考える方も多いと思います。
もちろん、痛みが出ている場所を確認することは大切です。
しかし、同じ腰痛でも身体を確認してみると、
姿勢や身体の動き、左右差、股関節や背中の動きなど、その状態は一人ひとり違います。
そのため私は、
「腰が痛いから腰だけ」
という見方をしないようにしています。
痛いところだけではなく、
「今、身体全体がどのような状態になっているのか?」
を確認することを大切にしています。
「戻ったかどうか」だけではなく「どう戻ったか」
ここで、もう一つ大切にしてほしいことがあります。
例えば施術を受けて楽になった後、また痛みが出てきたとしても、
「元に戻ったから、何も変わっていない」
とは限りません。
以前は翌日にはつらくなっていたのに、今回は3日間楽だった。
朝起きた時の痛みが以前より少なかった。
長く歩けるようになった。
仕事をした後のつらさが少し違った。
このような変化がみられることもあります。
だから私は、
「また痛くなったか?」だけではなく、「前回と比べて何が変わったか?」
を見ることも大切だと考えています。
だから当院では毎回、身体を確認します
けん幸整体院こまつでは、施術をすることだけを目的にしていません。
まず、姿勢や身体の動き、左右差などを含め、「12の指標検査」を使って身体の状態を確認します。
そのうえで、背骨をやさしくゆらす施術を行い、施術後にもう一度身体の状態を確認します。
そして次回来院された時には、
「施術後はどうだったか」
「どのくらい楽な状態が続いたか」
「仕事や家事をした時はどうだったか」
「前回と比べて身体の状態はどう変わっているか」
などを確認します。
検査 → 施術 → 再検査 → 日常生活での変化 → 次回の確認
この積み重ねを大切にしています。
「その時だけ楽」から、その先へ
もちろん、つらい時に「今すぐ楽になりたい」と思うのは自然なことです。
私も施術家として、目の前のつらさが少しでも軽くなってほしいと思っています。
ただ、私が目指しているのは、
施術を受けた直後だけ楽になることだけではありません。
朝起きた時に身体のことを気にしなくなった。
仕事や家事が以前より楽にできるようになった。
旅行や趣味を楽しめるようになった。
そんなふうに、日常生活の中で「できること」が増えていくことも大切だと考えています。
「戻った」ではなく、身体の変化を見てみる
「整体を受けても、また戻ってしまう」
そんな経験がある方は、
次に施術を受けた時、
「痛みがあるか、ないか」だけではなく、「前と比べて身体がどう変わったか」
にも目を向けてみてください。
身体の変化は、痛みだけに表れるとは限りません。
動きやすさや、楽な状態が続く時間、日常生活でできることなどにも表れることがあります。
けん幸整体院こまつでは、
その時だけではなく、その後の身体がどう変化しているのか。
そこまで一緒に確認しながら施術を進めることを大切にしています。
けん幸整体院こまつ
院長 麻田 浩




